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  • 楷定寺 ご法事よくあるご質問

 

よく命日より前にしないといけないと聞きますが、命日を過ぎてからではよくないのですか?

命日を過ぎても問題ありません。
 

 
命日を過ぎてはいけないというのは、「人は忙しさにかまけて、ついつい法事を先延ばしにしてしまいがちなので、先延ばししないで前もって勤めましょう」という戒めです。
 
それにこの世は無常であるので、この私の命もいつ終わるかわからない。だから先延ばしせずに、仏法のことは早めに、ということなのです。
 
「いつか勤めよう」という先延ばしでなく、「都合がつかないので来週に」等の理由で、命日を過ぎて法事をする場合は問題ありません。きちんと勤めますと決めていることが大事なのです。
 
また、うっかり忘れていたという場合もあるでしょう。その場合も、命日を過ぎてから勤めることに問題はありません。
 
大切なのは、先延ばしせずに、いま、キチンと日を決めて、大切な仏事のご縁を勤めることなのです。
 

父の13回忌と母の7回忌を一緒に勤めたいのですが?

できればお一人お一人お勤めしましょう。

 
同じ月に年忌がある場合は同一日にお勤めしてもいいかもしれませんが、来年の分と今年の分といったような場合は、それぞれの年にお勤めすることが望ましいでしょう。
 
ご命日は「亡き方のお誕生日」と申しております。命日は個人がお浄土にお生まれになった日、つまり誕生日(命の日)なのです。自分の誕生日と誰かの誕生日を一緒にされたら少し寂しいですよね?ささやかでもいいので、自分の誕生日の日に、家族からお祝い(ご供養)してもらいたいと思いませんか?

とは言え、現代人は多忙であり、また経済的な事情もあるかもしれません。でも、工夫をすれば心のこもったご法事をお勤めできます。法事をお勤めすることは、亡き方へのご供養でもあり、仏さまから私に回向される功徳でもあります。また、家族や親戚が集まり絆を深める大切な時間でもあります。そのご縁を結んでくださっているのも亡き方のおはたらきなのです。
 
それぞれの事情に合った仕方で、大切にお勤めしましょう。

どんなものを揃えておけばいいですか?

 普段のお荘厳(お飾り)より少し豪華に

 
基本的には、香炉、蝋燭立て一対(2つ)、お花一対(2つ)、打敷(三角形の布)を用意します。
 


 

また、焼香台があればご用意ください。

 

内容や流れを教えてください。

概ね1時間以内です。

 
一、施主あいさつ
一、三奉請
一、表白
一、浄土三部経(前半)
一、小休憩
一、浄土三部経(後半)
一、法話
一、施主あいさつ
 
状況により、若干の長短はありますが、通常40〜60分になります。
 

自宅以外での法事もできますか?

可能です。ご相談ください。

 
本堂でのご法事も随時お受けしています。 楷定寺本堂
 
本堂でご法事をされる場合、本堂使用料として1万円(法要後に本堂で食事される場合は3万円)と、お花代として1万円(合計2〜4万円)が、お布施の他に必要となります。
 
また、会館やホール、ホテルや料亭などでのご法事にも伺いますのでご相談ください。
 
 

どれくらい前に、どのようにお願いすればいいですか?

遅くとも、2ヶ月前くらいまでに。ネット予約も可能です。

 
ご法事のご予約は先着順となります。なお土日は大変込み合います。お早目のご予約をお勧めします。
 
ご依頼は電話や、月参りの際でも構いませんが、ネットでも受け付けています。
 
※ なお、急な葬儀などがあった場合、やむを得ずご法事の時間を前後に(1時間位)ずらしていただく場合もあります。申し訳ありませんが、その点ご了承願います。
 

ご予約はこちらから
 

 

地域が違うのですが来てもらえますか?

申し訳ありませんが遠方の方はお断りしています。

 
月参り可能な範囲は、高石市全域・堺市の一部・和泉市の一部となってなっています。お寺から近い順にお参りするので、お寺から離れるほどお参りの時間はお昼頃、または午後となります。
 
上記以外の地域の方は、お近くの地域の真宗寺院を紹介させていただきます。
 
なお、彼岸・お盆・祥月命日・年忌法要などは可能な限りお受けしていますので、ご相談ください。
 

実家の両親がなくなり、息子世帯の自宅に仏壇がありません。

できます。

 
様々な理由から、月命日の日に、ご遺族がお寺に直接お参りいただいて供養される方もいらっしゃいます。
 
また、それも難しい場合は、月命日に住職が本堂で読経し、ご供養させていただくことも可能です。
 
ご相談ください。
 

来月から初めて月参りをして頂くことになりましたが、どんな準備がいりますか?

毎日のお給仕をしていれば大丈夫です。

 
お仏壇にはお仏飯をお供えします。(浄土真宗ではお水はいりません)
 
お供物は果物やお菓子などを。
 
普段のお荘厳(お飾り)の基本は、香炉、蝋燭立て(一つ)、お花(一つ)です。打敷(三角形の布)は普段はしまわれて大丈夫です。
 

 
お仏壇に灯りを灯し、仏花と蝋燭とお線香を用意して、待ちます。(僧侶が到着する時間がだいたい分かっていれば、蝋燭とお線香を灯しておきます)
 
お勤めはその時間に家にいる人みんなで勤めましょう。僧侶の後ろに坐り、一緒に合掌礼拝お念仏し、教本にある『讃仏偈』を読経します。最後も合掌礼拝お念仏をします。
 
なお、月参りではお茶などの接待は結構ですので、お気遣いなく。
 
 

時々、用事やパートがあります。どうしたら?

その都度、ご相談ください。

 
基本的に、月参りの時間指定は極力お受けしていません。月参りは一日の数十件あり、僧侶一人ではそれぞれの都合には到底添えないからです。
 
ご命日の前後の別日に振替えて頂いたり、その日だけ朝早くや夕方にしていただいたりしています。
 
また、遠方の方や、日中自宅に誰もおられない方は、楷定寺の本堂にてご命日のお勤めすることも可能です。
 
なお、お参りの優先順位は、「葬儀」>「年忌」>「月参り」の順となっています。
 
出来るだけ門信徒皆さんのご都合も考慮いたしますが、数百件の門信徒に対して現在僧侶は一人で対応しなければなりません。何卒ご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。
 

 

 

新しくお墓を建てますが注意することはありますか?

 
浄土真宗のお墓は、正面に「◯◯家之墓」とは書かずに、「南無阿弥陀仏」または「倶会一処」と記します。家名を彫る場合は、二段目か花立の下に彫るとよいでしょう。

 また建立の日付けを刻む場合も「吉日」とはしません。
※ 「倶会一処」…「共に一つの処(お浄土)でお会いしましょう」という意味です。
 

お墓の向きや、建てる時期などいつがいいのでしょうか?

お参りしやすい方向に。

 
建立時期や墓相など、お墓にまつわる様々な「迷信」や「誤解」がありますが、根拠のないそのようなことを一切気にする必要はありません。
 
また、浄土真宗には墓相という考えはありません。お墓にまつわる迷信がさまざまありますが、こだわると迷いを一層深くするだけです。気にする必要はありません。
 
お墓もお仏壇も、お参りしやすい場所や方向に。
 
時期もいつでも構いません。吉凶にとらわれないもの浄土真宗の教えです。

しかし、いつ建てるかなど、どうしても踏ん切りがつかない方は、お彼岸やお盆といった仏教行事の時期に合わせられるといいでしょう。

小さい方のお骨(分骨)はどうしたらいいですか?

真宗門徒は京都の大谷本廟へ。

 
伝統的に浄土真宗の門徒は京都の大谷本廟へ分骨してきました。それは宗祖親鸞聖人と同じ場所に分骨されたいということで、全国から皆さんの納骨に来られます。
 
「京都が遠い…」、「お爺さんが一心寺だったから…」という理由も聞かれますが、京都のご本山にご縁を持つということは、ご先祖が守ってきたみ教えやお気持ちを大切に受け継ぐということです。迷っているなら、どうか大谷本廟へ納骨してください。子や孫に、浄土真宗のみ教えを伝えて参りましょう。
 
大谷本廟へ納骨の際、楷定寺で申込書類をお作りしますので、お尋ねください。
 
大谷本廟ホームページ
 
※ 堺別院(堺)や津村別院(本町)へも納骨できます。
 
 

分骨は故人の身を裂くように感じてしまって…。

お釈迦様の遺骨も世界中に分骨されています。

 
故人の骨を分骨すれば、故人の体が裂かれて、ばらばらになると恐れる方がいらっしゃいますが、これは「遺骨そのものを故人そのものとみてしまう、囚われから来ています。」故人はすでにお浄土で仏様になり私たちに働きかけておられます。
 
お釈迦さまのお骨は世界中に安置されています。お釈迦さまの「骨」を仏舎利といいますが、一度はお耳にされたことがあるのではないでしょうか。つまり、お骨を分けるのは良くないという話は何の根拠もないということになります。
 
故人の遺骨は、親鸞聖人のお墓のある大谷本廟に、一部を分骨して納骨させていただきましょう。
 
大谷本廟ホームページ
 
 
※どうしても分骨したくない方は、お墓に一緒に納骨されても構いません。


  

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